『十字架の祈り』2014年6月号より
「赦し難きを赦す」
敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。
(マタイによる福音書五章四四節 )
苦しみの淵にある人の心の奥底を見るときに、かつての人間関係で、相手を赦せないがゆえのことを見出すことがあります。
「赦しの心」、これは神から与えられねば具わらないものです。
人は誰もが「赦し難きを赦す」、その魂が与えられるように、祈らねばなりません。
それを祈り与えられることは、人生の最大事業であり、安らぎへの道です。
(2014年6月10日)