復活の力(伝道所掲示板より 2017年4月1日)
わたしには、律法から生じる自分の義ではなく、キリストへの信仰による義、信仰に基づいて神から与えられる義があります。わたしは、キリストとその復活の力とを知り、その苦しみにあずかって、その死の姿にあやかりながら、何とかして死者の中からの復活に達したいのです。(フィリピ書3章九9‐11節)
今年の復活祭(イースター)は4月16日だが、単なるお祭りであってはならない。頼りない自分の正しさではなく、揺るぎない神の正しさに生きることが出来るように、新たにされる(復活する)ことが、この日の本旨である。そのような新生は、使徒パウロの如くにキリストの死の姿、つまりキリストの十字架に決定的に出会うことによる。その出会いによってのみ人は新たにされる。この新生は極めて不思議なことだが信仰の核心である。これが神の復活の力である。この力に与る者は、この力に生きることになる。
今日、自己喪失極まる個人において、不正義なる国において、この復活・新生こそ必要である。