初めに言(ことば)があった(伝道所掲示板より 2017年12月1日)
初めに言(ことば)があった。言は神と共にあった。言は神であった。この言は、初めに神と共にあった。万物は言によって成った。成ったもので、言によらずに成ったものは何一つなかった。言の内に命があった。命は人間を照らす光であった。光は暗闇の中で輝いている。暗闇は光を理解しなかった。(ヨハネによる福音書1章1-5節)
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人類も含め、すべてのもの―万物―が造られる前に、神の言(ことば)がありました。ヨハネ福音書のこの箇所において、言とは主イエス・キリストのことを示しています。
その言の内には命があると言います。私たちの命は私たちの内にあるのではなくて、外なる主イエスの内にあるのです。
現代人は、いたずらに神を捨てて、信仰を排除し、人間のみで生きる道を選びつつあります。それは間違っている、とこの聖書箇所は言っています。
私たち人間の内には命は無い、私たちの外におられる主イエスの内にこそ命があるのだ、すべての造り主である主イエス・キリストを忘れてはならぬ、と言っています。
私たちの命の在り処、存在の根拠を、頼りない私たち自身の内にではなく、私たちの造り主にはっきりと見出す時に、私たちの絶望は明確な希望へと転換するのです。
(2017年12月1日)