アリエル(神の炉)―現実の只中で与えられる恵み―(伝道所掲示板より 2018年7月1日)
1 ああ、アリエルよ、アリエルよ
ダビデが陣を張った都よ。
年毎に、祭りの数を増し、巡り来らせよ。
2 そのとき、わたしはアリエルを苦しめる。
アリエルには嘆きと、ため息が臨み
祭壇の炉(アリエル)のようになる。
・・・・・
5 群がる外敵は砂塵のようになり
群がる暴虐の者らは
吹き去られるもみ殻のようになる。
そのことは突然、瞬く間に起こる。
6 万軍の主によってお前は顧みられる。
雷鳴、地震、大音響と共に
つむじ風、嵐、焼き尽くす炎のうちに。
(イザヤ書29章1‐6節)
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アリエルとはエルサレムのことです。その意味は「祭壇の炉」、「神の炉」という意味です。その神の炉の只中で、神は裁きと恵みを与えられます。その只中で人間を精錬し清める、と言っておられるのです。神の恵みは現実という神の炉の只中で与えられるものです。神の炉から逃げてはなりません。
苦しく厳しくとも現実の只中で神にひたすらに頼り祈ることをこのイザヤ書から教えられます。そこにこそ恵みは豊かに与えられるのですから。置かれている現実こそ神の炉なのですから。
(2018年7月1日 )