絶望している自分を捨てて(伝道所掲示板より 2018年11月1日)
三時ごろ、イエスは大声で叫ばれた。「エリ、エリ、レマ、サバクタニ。」これは、「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。・・・しかし、イエスは再び大声で叫び、息を引き取られた。
(マタイによる福音書 27章46、50節)
* * *
これはイエスが十字架刑で死する場面です。十字架上でイエスは、絶望して死なれました。父なる神に従い歩んだ彼の最後は十字架刑の死だったのです。
しかしイエスはその絶望の只中で天を見上げて「わが神、わが神」と叫ばれました。絶望の只中で父なる神を求めたのです。ここに救いがあります。
私たちの絶望の只中で、神を見上げること。
自分に絶望して、神を見上げること。
どうしようもない自分を離れて、神を見ること。
絶望している自分を捨てて、神を見る。
そこに救いがあります。
イエスは十字架の3日の後、復活されました。
絶望の果てに、父なる神を仰ぎ、新たなる命を与えられたのです。
絶望しても、絶望している自分を捨てて主を仰ぐ。
そこに救いがあります。
(2018年11月1日 )