多様性と調和の世界 (伝道所掲示板より 2019年1月1日)
神はお造りになったすべてのものを御覧になった。見よ、それは極めて良かった。夕べがあり、朝があった。第6の日である。(創世記1章31節)
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神は天地万物を創造され、第6日目に全ての創造物をご覧になられ、「極めて良し」とされた、ということです。
神はご自身が造られた全ての多様な被造物を良しとされたと同時に、それらの共存を良しとされたのです。そしてここから、神の天地創造の力の要素として、多くの異なる存在が調和・共存し得る調和力がある、ということも知らされるものであります。真の調和・共存の力は神からのものなのです。
しかしこの後、アダムとエバが神から食べてはならないと戒められた「神のように善悪を知るものとなる」実を食べてから(創世記3章)、罪が世に入り、人間は他を支配し始め、神の調和は崩され、神の多様性は失われました。差別、戦争もその結果です。
全て異なるものたちが調和・共存する世界へ。そこに立ち帰ることこそ、人類の課題です。実際それは主イエス・キリストの十字架の贖いによるほかないのです。
今年も主にある平和を祈ります。( 2019年1月1日 )