死をこえて(伝道所掲示板より 2020年5月1日)
わたしの力が道半ばで衰え
生涯が短くされようとしたとき
わたしは言った。
「わたしの神よ、生涯の半ばで
わたしを取り去らないでください。
あなたの歳月は代々に続くのです。
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すべては衣のように朽ち果てます。
着る物のようにあなたが取り替えられると
すべては替えられてしまいます。
しかし、あなたが変わることはありません。
あなたの歳月は終ることがありません。」
(詩編第102編24‐28節)
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今や詩人の命は、病のために尽きようとしている。
しかしまさにその時、詩人は永遠に生きておられる神を見て永遠の命を知ったのである。
死は必ず人に訪れる。しかし人間の英知では死を解決できない。
今や、私たちの社会では死が後を絶たず、私たちは死の恐怖の只中にいる。
神を知ることは、死を超えたところの命を知ることである。
私たちは生きている間に死を解決しなければならない。
安心して生き、死のう。
大事なことは死なないことではない。神を知ることである。
( 2020年5月1日)